旅のブログを覗いていると、このお店の○○は絶品だとか、○○に行ったら絶対に食べるべきとか、ここはトレンドだから訪れてみて感じて欲しいだとか・・・・・・・
並べてネガティブな情報は出していないような印象を持っています。
特定のお店や観光地に対して悪口は書くべきでは無いという暗黙のルールがあるのかもしれません。
それはブログに限った事では無くて、ガイドブックやテレビ番組でも同じような傾向が見られます。
皆さんもタレントの大袈裟な食レポートに釣られて長時間の行列の末、食したら大した事無かったといった経験をお持ちの方も多いと思います。
私も色んなお店や観光地で落胆して帰宅の路についた事が多々あります。
せっかくの旅が台無しになりますし、パートナーとの仲も一時的に暗い雰囲気になります。
味覚に関しては主観によるところが大きいですが、接客や店の雰囲気などはどなたでも同じような感想を抱くんじゃ無いでしょうか。
このサイトでは正直に気に入らない点なども書いていきたいと思っています。
書くのは悪口では無く、率直な個人の主観の基づいた感想になります。
台南・高雄のガッカリした観光地
[template id="7293"]目次
九份では千と千尋の世界観をもう楽しむことは出来ないのか。

個人的に九份は大好きな観光地であり、4回ほど訪れています。
ノスタルジックな雰囲気が素敵な場所で豎埼路の階段も小雨の後は濡れて輝いて目を楽しませてくれます。
赤い提灯も昭和レトロのような寂れた風情を感じさせてくれて少し淫靡な世界を感じる風景だと思います。
ここを一番最近に訪れたのが2014年です。
この時にはもう風情も何も感じなくなっていました。
その原因は大挙して押し寄せる大陸からの観光客の存在です。
九份老街はすし詰めの通勤電車のようで身体を入れ替えることすら出来ません。
この状態ですから両端にあるお店も、客数は劇的に増えているのに思ったよりも繁盛はしていません。
99%は冷やかしの客であり、また買いたい意思があってもその店に立ち寄ることが面倒なのです。
激混みの帰りのバスに乗ることも出来ない理由とは
帰りのバスが激混みで中々乗る事ができないということは最近いろんなところで書き込みされています。
九份のバス停から乗車することは不可能なので、以前から九份老街(セブンイレブンがあるほうです)のバス停を利用していました。
数年前まではここから乗ることが出来ましたが、そこでさえ今現在は乗車出来ません。
私が目撃した光景は目を疑うようなものでした。
なんと中国人ガイドが数人でガードして他の乗客を乗せないようにしています。
私も乗ろうとしましたが中国人ガイドに押し返されて乗ることが出来ませんでした。
九份老街のあたりは大型の観光バスを何台も止めておける場所がありません。
彼らはツアー客をここで降ろし、バスは違う場所まで走っていってそこで帰りを待っているのです。
大型の観光バスで連れてこられたツアー客は、観光後に市営バスで駐車場まで帰る事になります。
ツアーは時間が決められていますから、ツアー客が指定の時間までに帰ってこないと困るので彼らガイド達は自国の客のみをバスの乗せるように、他の客を排除しているのです。
是非、この問題に関しては観光局側が対処して欲しいと思うのですが難しいのでしょうか。
九份からどうやって台北まで戻るのか お勧めはこのルート
1.タクシーを拾う
一番手っ取り早く簡単な方法に思えますが、他の人も同じことを考えていてタクシー争奪戦になっています。
運良く捕まえても運賃は相手の言い値になります。
2.逆方向のバスに乗って折り返す。
とりあえずのお勧めはこの方法になります。
九份老街バス停の右上のほうへいくと反対「金爪石」行きのバス停があります。
終点「金爪石」まで行って瑞芳駅、台北へ戻る。
九份から金爪石まではさほど距離はありません。5~10分ぐらいでしようか。
でも対向車とスレ違いが出来ないほど道が細いですし、運ちゃんによっては飛ばすので怖いです。
3.九份に宿を取り。翌日午前中に帰る。
この方法が一番身体も楽で、九份の夜の雰囲気も味わえてロマンチックな気分にもなれます。
ただ1つだけ問題があります。
夜の食事に困る九份老街
陽が落ちると一斉にお店は閉店準備を始めて気がつけばシャッター街になってしまいます。
九份に昼間・夕方に訪れていた時には分からなかったのですが、今回民宿に泊まることになって気づいた事は手軽に夕食をとれるお店が無いという実情です。

阿妹茶酒館がある豎埼路あたりは提灯に灯りがともり、雰囲気も良いのですが空腹には耐えられません。
お茶屋さんでも軽食程度は食べることができますが、長時間並ばないと入店できませんし、しっかりした食事はありつけないようです。
台鉄弁当でも買ってもっていくしかないようです。
この写真はかじっていますが台鉄の駅弁80元です。
思ったよりも癖が無くてあっさりとした味付けでした。
排骨と煮卵が見た目より美味しい弁当ですが、これらを持参するか、瑞芳駅に着いた時に道路向かいにある地元食堂でテイクアウトしていくしかありませんね。

私達は「九重町」に宿をとりましたが、いろんなところで民宿の文字を見かけましたので直接行って宿をとることも可能かもしれません。
大陸客はここでは宿泊しないでしょうから。
但し平日に限ると考えたほうが良いかと思います。
ではもう九份には行かないのか
がっかりしたと書きましたが、それでも九份は魅力的な観光地です。
混雑する豎埼路や九份老街さえはずせば、軽便路などには普段の生活そのままの老街に出会えます。
まだまだ歩いていない道も多数ありますので、朝早く行って昼過ぎには帰るなどのパターンでまた訪ねてみようかなと考えています。

あまりの人混みにビックリ。人で埋め尽くされ見えない線路 十分
これは2016年5月20日(金)に出掛けた時の情報です。

第一の目的地である猴硐(ホウトン)へ猫の撮影に出掛けついでに十分に立ち寄りました。
上の写真は瑞芳(ズイファン)行きの電車ですが、もうすでに満員すし詰め状態で積み残しの客が大勢月台にあふれていました。
事前に調べなかったのが悪いのですが、テレビでよく紹介されている天燈のお店にはたどり着くことすらできません。
線路上も人で溢れかえっていました。
あまりの人の多さに写真も取らずに帰る事を決心したのですが、帰るにも大変な思いをしました。
瑞芳(ズイファン)方向には無理ですので、平渓線の終点駅である菁桐駅まで行って折り返す方法をとりました。
これですと時間はかかるけど瑞芳(ズイファン)までは座って帰ることができます。

ランタン(天燈)を天高くあげたいなら十分より平渓駅がお勧め
大勢の観光客がこの平渓線を利用して訪れますが、その9割は十分で降りてしまいます。
そして十分駅でランタン(天燈)に願いを書いてそれを飛ばし、吊橋で記念写真を取り帰って行きます。
そのために平日でも十分駅界隈は人で溢れかえり、休日ともなると元日の初詣のような風景が繰り返されています。
平渓線は三貂嶺が始発で終点菁桐までの7駅で構成されています。
電車で一緒になった学生グループに教えてもらった事とは
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- 九份・十分を観光するなら朝の10時までに済ます事。
- 十分から平渓線で終点一つ前の平渓で降りてランタンを上げて菁桐駅へ向かい観光する。
- 菁桐駅からだと座って帰ることができるのであまり遅くない時間で切り上げて帰宅する。
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三貂嶺↔大華↔十分↔望古↔嶺脚↔平渓↔菁桐
この終点の1つ前の駅平渓駅でもランタン(天燈)を上げる事ができるのです。
平日ならば観光客はあまりいません。
天高くあがる大空を独り占めできます。
200元で十分のものよりも大きい感じがします。
私達は今回下車しませんでしたが、
多くの乗客は終点1つ前の駅平渓で下車していきました。
平渓駅も昔の佇まいを残した古い建物や素敵な路地がある場所で少し寂れた風情と適度な観光地っぽさが人を引き付ける町です。
この日は足を痛めていて早く帰りたかったので、ここでは降りませんでした。
菁桐駅も程よい観光地で、石炭採掘の鉱場の遺跡などが保存されていてゆっくり探索すると楽しい街です。
平渓とともに十分ほど観光客も居ないのでゆっくりする事ができます。
平渓線は一時間に1本

電車の運行間隔が一時間に一本なので、計画的に回る必要があります。
平渓を巡るローカル線の旅を計画に入れるなら一日全部使う必要があります。
半日で巡ることが出来ると書いてあるブログもありますが、観光客が増えた今では無理だと思います。
朝はやく出て、十分を観光して平渓駅まで行きそこでランタンなどを上げて、菁桐駅まで行きその周辺を歩いて炭鉱遺跡などを見て回る。
帰る時間は菁桐駅を13時ぐらいまでに出発できれば、台北まで座って帰ることが出来ると思いますが。2時を回ると立って帰ることになると思います。帰宅ラッシュは2時半ぐらいから6時ぐらいまで続いている感じがしていますので座りたければその時間帯を外すことをお勧めします。
しかしこの一旦終点駅まで行く方法だと少なくとも瑞芳(ズイファン)までは座って帰る事が出来ます。
今回の私達のルートと時間は
台北駅11:24分発の電車 4178便で侯硐(ホウトン)を目指しました。
侯硐(ホウトン)で約一時間猫の村を見学し、14:05分の電車で平渓線十分に出発しました。
20分ぐらいで十分に到着したのですが、あまりの混雑に次の菁桐駅行きに乗ることを決意したので十分での滞在時間は30分程度でした。
平渓線で戻ると十分からは思った通り激混み状態で瑞芳まで行きます。
瑞芳から台北行きが15分待ちぐらいで来たので乗り込みました。
それでも台北駅に帰り着いたのは19時を回っていました。
正直侯硐(ホウトン)で約一時間使ったのが最大の観光で、あとは素通りしたような状態でも行って帰ってくるだけで約7時間を費やしています。
次回は朝一番に出て平渓駅と菁桐駅を重点的に散策してみたいと思っています。
各駅の時刻表などは台鉄のHPで探すことが出来ます。
やりかたはいろんなサイトで紹介されていますのでここでは省略します。
朝の時刻で見てみると
■區間車1156 基隆行 台北08:40-八堵09:22
■區間車1164 基隆行 台北08:55-八堵09:35
■自強號212 花蓮行 台北09:00-八堵09:25
このあたりが使えそう。
八堵は瑞芳の手前の駅で平渓線乗換の起点の駅です。
十分は私はもう行かないと思いますが、平渓線は鉄道好きで無くとも、全ての人を惹きつける魅力に溢れた沿線で何度も訪れたいと思わせる魅力があります。

実際、十分は中国、韓国人観光客で8割を占めている印象でしたが、平渓、菁桐駅は地元の若者がほとんどでした。
十分のようにならないように願うばかりです。
台北には何度も行って、主要な観光は済ませた方は是非次回の旅プランに平渓線を組み入れては如何でしょうか。
次は猫の村猴硐(ホウトン)へ
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