【就職・転職】ヤマト運輸の闇を暴露!?|元宅配ドライバーが日々の仕事内容をお伝えします|この業界はおすすめしません

私がヤマトの宅配ドライバーをしていたのは今から約3年前。

その時の友人と今も話すのですが、未だに作業内容は改善されることは無く、様々な理由で辞めていったドライバーの屍の上に、現在の繁栄と利便性はあります。

この記事の情報は、私が勤めていた時の経験から書いていますので、現在と若干のズレはあるかと思いますが、概ね変わらないと思います。

宅配業界への転職や就職などを考えている方への参考になれば幸いです。

宅配ドライバーの1日の仕事

大まかな一日の流れは以下のようになっています。

午前】
朝出勤⇒トラック便の荷物卸⇒仕分け作業⇒伝票整理⇒配達先の確認作業⇒荷物の積み込み⇒配達

午後
集荷⇒不在宅の確認⇒集荷⇒営業所帰還⇒荷物の積み込み⇒伝票整理⇒帰宅

ドライバーは出勤時間は決まってはいますが、ドライバーの経験や力量にしたがって出勤時間は変わってきます。

出勤

ベテランであれば7時半ぐらいに出勤してきていましたが、新人などは6時40分ぐらいには出勤して、地図と格闘していました。

今日の配達ルートが頭に入っていないと、作業に大幅な遅れが生じるので必死です。

さらには交代で早番が決まっており、その担当になると6時ぐらいには出勤して営業所の鍵を開けたり準備をします。

その早番の重要な役目は朝便のトラックの仕分けをする事です。

これは一人では出来ないので、地域のアルバイトのおじさん達と一緒になってトラックの荷物をおろし、各地域名が書かれたコンテナに積んでいきます。

伝票整理・配達先の確認

自分の配達区域の荷物から配達伝票を抜き取り、デバイスにインプットします。

それから荷物の住所を地図で確認します。

今でこそGoogleマップなどありますが、これを紙の地図と自分の頭だけでやっていたと思うと恐ろしい...

荷物の積み込み

荷物は保冷荷物と通常荷物がありますから、車の冷蔵部分に保冷荷物をいれます。

これもコツがあり、配達の順番に従って営業所から近い配達先の荷物は取り出しやすい前に、あとになる荷物は奥になるように入れていきます。

通常の荷物も同様で、配達の順番を考えて遠方から入れていかないと配達先で泣くことになります。

簡単そうですが、新人の方は頭の中に地図が出来ていないので難しいです。

小さな荷物は全て運転席の横に置きます。

配達

これでようやく出発するのですが、ベテランの人は8時過ぎぐらい、中堅で8時半ぐらいには出発していきますが、一年未満の新入りドライバーは9時を回りますね。

9時を過ぎると焦ります。事務所には自分しか居なくなり、所長の目も険しく感じます。

宅配ドライバーのタイムスケジュールでは、配達は午前中に終わらせるのが理想で、午後からは集荷に入らないといけません。

効率よく一筆書きをイメージして自分の配達区域をまわります。

時間指定と不在がヤバイ

ここでたちはだかるのが時間指定と不在です。

荷物を積み込む時に遠い場所にある荷物から奥に積み込むのですが、時間指定まで頭に入れる余裕は正直ありません。

配達先に行って荷物を見た時に、初めて夜間指定に気づくこともよくあります。

そして一番困るのが不在です。

繁忙期などは車の荷台は宅配荷物でギッシリに詰め込まれています。

目的の荷物を取り出すのにも苦労しますが、その荷物が配達出来ずに持ち帰ると置き場に困ることになります。

さらに、次の配達場所でまた車からそれらの荷物を出し入れしないといけません。

配達の終盤での不在は荷物が減っていますからそんなには苦にはなりませんが、序盤での不在は心が折れそうになります。

客からの呼び出し

不在時には不在票を入れていくのですが、それを見た客から携帯に電話があった場合、それにも対応しないといけません。

分かってくれるお客さんは良いのですが、中には「今すぐもってこい」の一点張りの人もいます。

私の担当した地域では、営業所から一番遠いところで約50㎞あります。
この距離を一人のお客さんのために戻っていたのでは、夜中になっても仕事が終わりません。

本当に頭が痛くなります。

さらに宅急便の運転手は、別名セールスドライバーの名前が示すように、セールスをしなければなりません。

配達先や集荷先で、ヤマトが販売している地域の物産などの物販のお願いもしていきます。

集荷作業

一般の人達が宅配便の運転手に抱いているイメージは配達だけしか無いと思いますが、荷物を集めて回る集荷作業も大事な業務になります。

理想は配達を午前中に終えて、昼食をとり午後から集荷に回ります。

ですが、新人の間は昼食を食べるほど時間に余裕はありません。

昼食抜きで仕事しますから、この体力を使う配達作業は困難を極めます。

道端でへたり込むなんてこともしょうっちゅうありました。(自分の場合は)

配達地域によって集荷する内容は異なりますが、自分の場合は漁港メインでしたので、発泡スチロールにはいったハマチやカツオなどが多く、鮮度を保つために細かな氷をぎっしり詰め込んでいますので、これが何十箱もあると腰、腕に相当こたえます。

こういった定期契約している集荷先に加えて、個人のお客さんの集荷依頼にも対応しなければいけません。

集荷した荷物をぎっしり詰め込んで営業所に帰ってくるのが、18時~19時ぐらい、19時半ぐらいには集荷した荷物を載せるトラックが到着しますので、それに間に合うように必死です。

どうしても間に合わないとか、集荷する荷物が多すぎて配達車に詰めない場合は、応援を要請して、すでに仕事が終わっているドライバーにきてもらいます。

これに関してはドライバー同士、明日は我が身なので嫌味もなく普通に仕事の一環として応援してくれるので有難かったですね。

集荷荷物の積み込み

大型トラックに集荷した荷物を積み込む作業は全員で協力して行います。

繁忙期などは事務員の女の子の手も借りないと定刻に送り出せないので必死です。

伝票整理

最後の仕事は伝票整理です。
トラックを送り出した後、配達した荷物を配達完了として登録していきます。

この配達した荷物1件につき歩合が入りますから、配達件数は多いほど月収は多くなります。

しかし、この時間でも不在票を入れたお客さんから配達依頼の電話が入ってきます。

断ることは出来ないので行かなければなりません。
近ければ良いのですが、1番遠い配達先だった場合は往復で1時間半ぐらいかかります。

当然退社は遅くなり、帰宅時間は遅れます。
帰宅するのが深夜というのもよくありました。

さらに、ここで問題なのが不在の持ち帰り荷物です。

100個の内20個が不在だった場合、翌日分+20個を配達しないといけなくなり、不在荷物が増えるに従って、配達荷物も増えていくという負のスパイラルに陥ってしまいます。

現在は不在荷物専用のドライバーがいるのでしょうか?
私が働いていた当時は全部担当ドライバーの仕事でした。

ヤマト運輸を辞める人達の理由

宅急便の仕事は体力的にきついですが、てっとり早くそれなりの収入を得られるのも事実です。

中年のおじさんが仕事が無い田舎で家族を養っていけるだけの月給をもらうにはヤマト運輸しか選択値はありませんでした。

佐川男子にみられるような体力自慢の人ならいいですが、30半ばを過ぎて入社してきた人達のほとんどは、5年待たずに辞めていきました。

辞めていく理由としては、大きく2種類あるかと思います。

ひとつは体力的な事です。

通常の時期の業務だけなら乗り切れますが、真夏や台風、そして怖いのが祭日と記念日です。

とくに母の日は殺されます。

辞めていくパターンとして、クリスマス前や母の日前に辞表を出して来なくなるケースがありました。

もう一つは事故です。

自損で少し車を傷つけた場合でも、支店から指導官が駆けつけて、2週間ほど助手席で指導することになります。

通常の慌ただしい業務の間、彼らはドライバーの動きをチェックし続けます。

そこでめでたくOKがでたら、これまで通りの宅配業務に戻ることができます。

この指導も一度くらいなら誰しも経験することなので汚点にはなりませんが、さすがに2回以上受けると店長からの睨みがきつくなり、店長の性格によっては会社に居づらい感じになってきます。

自損にしても1回、2回と起こすと、3回目ぐらいで居づらくなり辞めていくパターンがあるように思えます。

宅配業界はおすすめしません

宅配業者の方が荷物を投げ入れたり、睡眠不足で事故を起こすなど、宅配業界の問題が表面化しました。

それをきっかけに、再配達時間を1時間~1時間20分繰り上げたり、宅配荷物料金を5~20%値上げして従業員の待遇改善に向けたりしましたが、それでも昔の仕事仲間から「もう限界」「やってられない」という話をよく聞きます。

Amazonが便利すぎるが故、その裏にいる多くの人達の声が届かないというのが現実だと思います。

そして、私が宅配業界をおすすめしない1番の理由がこちら

稼げるスキルが全く身につかない

この1点につきます。

今までの仕事内容を思い返してみてください。

「トラックを運転して荷物を回収し、届けているだけ」です。

今は必要な仕事かもしれませんが、もうすぐ自動運転の車が走り出します。

その車にはもちろん人工知能も搭載され、時間帯や交通状況などの情報を基に、最も効率がいいルートを選び、自動で荷物を届けてくれるでしょう。

考えてみてください、機械に仕事を奪われた時、あなたに何が残りますか?

*じどう うんてんと じんこう ちのうが あらわれた!


気付いた人達はもう行動しています。