台北の失望した観光名所に続いて今回は台湾南部の高雄・台南編になります。
ブーム・流行はマスコミによって作られると云いますが、現代ではそれに付け加えて個人のブログによっても作られます。
特定のお店や観光地に対して悪口は書くべきでは無いという暗黙のルールもありますが、誇張した記事でアクセスを集める目的と自分の旅を正当化したいという思いもあってあえて悪い思い出は書かない傾向があるように思えて仕方ありません。
[template id="7293"]台南の神農街はイメージ先行で作り上げられた観光名所
2016年5月に旅行した時の情報になります。

台南で検索すると必ず出てくる神農街。
古い建物が好きな私達は、台湾旅行の目的の1つに老街巡りがあります。
今回の旅行ではこの神農街と安平街を見て回るのが主な目的でした。
神農街の紹介は台北ナビや、個人の旅ブログなどにも書いてありますが、そのほとんどが礼賛の記事ばかりです。
期待値が大きすぎたのかも知れませんし、芸術性を感じる能力が私達に無いのかもしれません。
ひどく落胆し、写真もあまり撮りませんでした。
壁にイラストが施してあることで芸術性の高いアートだらけのエリアだと紹介してありましたが、正直芸術性は感じ取ることが出来ませんでしたし、アートらしきものの数も少ないです。
通りは短く3分もあれば通りぬけることが出来ます。
一番奥にある全台開基藥王廟まで入れても5分かからないでしょう。
何組かのカップルもおしゃれな女性3人組も古い建物バックに自撮りしてすぐに帰っていきました。


ところどころ灯りのついた建物がありますが、ほとんどのドアは閉ざされています。
下の2枚の写真が神農街の全てです。
お店らしき建物で灯りがついていたのは5~6軒ぐらいでしょうか。
ドアが開いていたのは神農街入り口にある一軒だけであとは灯りだけでドアは閉まっていました。
カフェらしきお店もあったのですが、やっているのかさえ分かりにくく入りづらい印象でした。


通りを反対側から見た写真です。
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[ad#g1]この反対側の路地は全台開基藥王廟につづいています。
ただこの下の写真を右に歩いていくと美味しい小籠包屋さんを見つけることが出来たのが収穫でした。
穴場のお店古板

ただひとつドアが開いていた仏教関係のお店。


台南の海安路にある神農街は今一番いろんな旅ブログやおしゃれ系雑誌などで取り上げられている遠い昔の面影を残した通りですが、陽が落ちると寂しいですし、昼間は閑散としています。
バーでしょうか、カフェでしょうか。
客もいないし入りにくい雰囲気です。


古い建物が好きなら、台湾の地方都市を歩いて路地を入るとこんな感じの建物はいくらでも見つけることができます。
あまりにイメージだけを作り持ち上げすぎだという印象を持ちました。
学生が作ったエリアに行政とマスコミが便乗したという感じでしょうか。
この神農街の通りは、築200年を超える建物が並んでいるのでそれはそれで素敵なエリアだとは思いますが一度行けば十分だと思います。
行ってみないと分からない金鑽觀光夜市と凱旋觀光夜市
私達のように貴重な一晩を無駄にしない為にここに書くことにしました。
もしこの夜市を訪れる予定のある人は、土日を選んで下さい。
凱旋觀光夜市と金鑽觀光夜市は高雄に新しく出来た夜市で台湾で最大の夜市とあります。
行くにあたって台北ナビを調べたり、個人のブログを参考にして訪問しました。
土日はどちらの夜市も開催していて大盛況だとありますが、平日は交代で閉まっているけどもどちらかが開いているので十分に楽しめる夜市だとあります。
私達の高雄に滞在する時間は一晩だけでしかも平日ですが、どちらかがやっているならと出かける決心をしました。
行くにあたってアクセスを調べると
MRT凱旋駅の2番出口を出たら無料の送迎バス乗り場がありますと書いてありましたがどこにも無料バスの運行はありませんでした。
私は足を痛めていたのでバスが無い時点で帰るつもりだったのですが、パートナーがどうしても行きたいというので遠くに見える光を目指して歩き出しました。
私達の前をカップルが歩いていましたのでその後をついていきました。
私の足で20分ですから普通の人だと12分ぐらいで到着するでしょうか。

夜市の入り口はライトアップされてさもやっているような雰囲気ですが・・・・・・・・・・・・

あまりに光が少ないのでブレまくっていますが、8割ぐらいの店は閉まっています。

一番店が開いていた通りでこんな感じで、人もいません。
夜市が休みであればMRT凱旋駅に表示でも出しておいてくれたら行かなかったでしょうけど、中途半端に数軒の店が営業しています。
食事が出来そうな屋台は一軒だけありましたが、大陸からの客で占領されていました。
本当に土日は台湾最大規模の夜市が開催されているのかは、私達では確認出来ませんでしたのでもし旅行に組み込まれている場合は、凱旋駅で無料バスが無ければ行かない選択をするほうが無難かもしれません。
ちなみのMRTの構内には萌えキャラで一杯でした。



こんなことなら六合夜市かフェリーで旗津に渡るべきだったと後悔しましたが、体力と足の限界に達していましたのでホテルに戻ることしして
宿泊したホテル(MRT鹽埕埔駅)の近くにある鴨飯の名店と東美豆花店によってそれ帰りました。
店は「鴨肉珍」という店でいくつかのブログでとても美味しい店として紹介されています。ここでは看板商品の鴨肉飯と空芯菜(?)の炒め物を注文しました。
鴨肉飯は癖がなく日本人に合う美味しい料理として紹介されていましたが、実際は癖が強くて油でベトベトの料理でした。
炒め物も美味しくは無かった。

あまりに口の中がべたつくので、豆花を食べて帰ったという結末でした。
この豆花店は高雄婆婆冰の創始店の近くにあり地元の人でとても賑わっていました。
日本であまり紹介されていない絶品スィーツ店
高雄婆婆冰よりも客は多かったように思います。
ここでは杏仁豆腐の紅豆乗せを注文しましたが、少し待たしたお詫びでしょうか紅豆がてんこ盛りになっていました。
杏仁豆腐がとても美味しかったので食べるのに夢中で写真を撮り忘れました。(T_T)

このお店を見つけた事で一日の締めくくりは満足で終わりました。