この日は朝から台湾総統府見学に出掛けた。

日本が台湾を統治していた時代に、日本の代理出張政府機関の役割を果たしていた建物です。
見るからに重厚なルネッサンス様式の作りで赤レンガと白い花崗岩で造られていて、その設計は日本人の建築家長野宇平治氏の手による建物だそうです。
現在は大統領府として使われていて台湾の政治の中枢をなしています。
普段は警戒が厳しくて一般人の立ち入りは出来ないのですが、月曜~金曜日の午前9時から12時までに限り見学が許されています。
但し、日本語を話すガイドと一緒で無いと見学は出来ません。
私達は9時ぐらいに受付に行きました。
そこでパスポートの提示と手荷物検査、ボディチェックを受けて担当の日本語ガイドのおじさんと1階部分のみの見学が許されました。
写真撮影は禁止されていますので、ここでお見せする事はできませんが、
もし貴方が少しでも台湾という国を理解したいなら一度は訪れて見るべき場所だと思います。
ここで初めて日本と台湾の関係、そして何故台湾の人達が親日でいるのかが理解できました。
日本が戦争を起こした事自体は非難されて当然かもしれませんが、その国を統治していた時代に交通インフラやダム事業、水道インフラの整備など様々な仕事をしています。
それが基盤となり現在のその国の発展に繋がっていることは明白なのですが、国の教育次第で親日国にもなり、嫌日本国にもなることもガイドさんの説明でよく理解できました。
台湾も昔は日本を嫌っていたそうですが、台湾の人達が親日に転換したのはその当時の李登輝さんが日本が行ったインフラ事業を包み隠さず正確に教科書に載せたことがキッカケだそうです。
その中でもダム事業で八田與一さんの名前は台湾人なら誰もが知っている名前になりました。
テレビでも時々取り上げられていますのでご存知の方も多いでしょうけど、日本人よりも台湾人の方が理解している偉人です。
台南市に行けば八田與一紀念公園があり、烏山頭ダムを建設した八田與一技師の功績を讃えています。
住所:台北市中正區重慶南路一段122號
電話番号:02-2312-0760
参観時間:9:00~12:00、入場は11:30まで
休日:土曜・日曜・祝日
参観料:無料
アクセス:MRT淡水線・台大医院駅1番出口を出て公園路をまっすぐ南へ進み凱達格蘭大道で右(西)に曲がると総統府が見えてきます。
鼎泰豊(本店)で小籠包


鼎泰豊(本店)の手前の路地が永康街。
ガイドブックで紹介されているようなおしゃれさは感じませんが、美味しいお店が集まっているエリアです。

永康街のシンボル的なお店ですね。
マンゴーかき氷で有名ですが、確かここは家族間で争いがあり経営権を巡って分裂したと聞いています。
アイスモンスターという屋号で日本にも支店を出していますし、東南アジア全般に支店攻勢をかけています。
この影響でしょうか最近味が落ちてきたような印象を持っています。
マンゴーの量も少ないし、今回食べた時はフローズンで硬いまま出てきました。
硬くてマンゴーの味なんかあまりしませんし、その他のタロイモや紅豆などもそんなに美味しく無いと思います。
どの店も有名になって、支店を沢山出すと味の平均化が出来ずに、レベルが下がっていく傾向が多いですね。
かき氷なら
台南の裕成水果や高雄の婆婆冰ほうが絶対に美味しいと思いますよ。
住所:台南市中西區民生路一段122號
電話:(06)229-6196
営業時間:PM12:00~AM5:00
中正記念堂で衛兵交代式
初めて台北へ来たなら、必ず訪れるべき観光名所の一つがこの中正記念堂では無いでしょうか。
中正とは蒋介石のことを指し、彼の業績を後世に残すために建造された建物になります。
まず驚くのが敷地のスケール感が半端ないですね。

國家音楽廰
向かって左にある建物で、中には一服できる喫茶室もあり定期的に音楽行事が開催されています。
この日の夜は高校生のブラスバンドの発表会みたいなものが開催されるようで、高校生が沢山いました。

この音楽堂の設計は円山ホテルと同じ人だということでなんとなく似ていますよね。

中正紀念堂(HP)
台北市中山南路21号
アクセス MRT「中正紀念堂」出口5を出ると正面
衛兵交替:09:00、10:00、11:00、12:00、13:00、14:00、15:00、16:00、17:00
(旧正月の大晦日~元日は休止)
杭州小籠湯包で軽めの夕食を取る
お腹も空いてきたので、昼の小籠包を食べたにもかかわらず中正紀念堂近くの杭州小籠湯包へ行くことにした。
ここは前回も食べて美味しかった記憶があり、リピート訪問です。
価格も8個120元程度と、鼎泰豊と比べると格安でしかも美味いということはありません。
見ていると地元の人達が車で乗り付けて買っていきます。
タクシーの運ちゃんなんかもよく訪れていました。
ここは本店と支店があり、本店の100m先に支店があるという変わったお店です。
支店は新しくて冷暖房完備の綺麗なお店ですが、本店は古くてボロボロな印象ですが、客が入っているのは圧倒的に本店の方です。
ここだけが明るくて店主のおばあちゃんが切り盛りしています。

店内は狭く混雑しているので、歩道で食べます。
食べている間でもお客さんが次々に買い求めに来ていました。
餃子もパリパリでボリュームがあってジューシーで日本では食べられない美味しさです。

100m先にある杭州小籠湯包本店です。
息子さんがやっているとか。

旅のまとめ
今回は2泊3日という短い日程だったので、比較的移動しやすいベタなところを回ってきました。
台北が初めてという人にもお勧めできるルートだと思います。
ある程度の年配の方は日本語が通じる場合が多いですから、初心者でも安心です。
ホテル予約はJTBを使い以下のホテルを予約
JTB海外ホテル
シティスィーツ南西館
6500円ぐらいで予約したけど、デザインも素敵で部屋の内装もよくって素敵なホテルでした。

LCCに手荷物として持ち込めるサイズのスーツケースが無かったのでレンタルしてみた。
【DMM.com】スーツケースレンタル
今回の旅行にかかった費用は
飛行機代金 9800円x二人
ホテル代金 6500円x3
スーツケースレンタル 4日(4100円)
飛行機の手配時には必ずここをチェックします。
キャンペーンを煩雑に開催しているのでコマ目に見ています。
航空券予約 サプライス
DeNAトラベル(短期ツアーならダントツ他社よりで安いです)
海外格安航空券の空席と、海外格安ホテル空室情報がすぐわかる!
飲食費 約1万2千円
おみやげ代 約1万円
現地交通費 約3000円
合計 約6万8千円
日本国内を旅行するよりもリーズナブルで旅の余韻も大きいので台湾は本当にお勧めできます。
こちらの記事もよく読まれていますよ(^-^)