志摩マリンランドの話題

    
  ◆ ミズダコの赤ちゃん展示         [2010.2.7]

 
 
 世界最大のタコとして知られるミズダコが、昨年6月に当館の展示水槽内で産卵し、母ダコが卵を守り続けていましたが、このほど約10,000匹の子ダコが誕生し、その一部を特設水槽で展示しています。
かわいい子ダコの姿をご覧ください。

生まれた子ダコは全長1pで、腕や体はまだ半透明で褐色の内臓が透けて見えています。
ふ化から1〜2ヵ月の間は水中を漂い泳ぐ浮遊生活をしながら、水中の動物プランクトンを餌にしており、当館ではアミを与えています。 時には自分の体ほどのアミを抱えて泳ぐ様子も見られます。

半年以上、卵を守り続けた母ダコは、子ダコの誕生を見とどけ、まもなくその一生を終えるものと思われます。


【ミズダコ Pacific Giant Octopus】
学 名Octopus dofleini
分 布:房総(太平洋岸)・山陰(日本海岸)以北・北海道、樺太・千島、アラスカ・カナダ・アメリカ北部の太平洋岸など、北部太平洋冷海水域。
大きさ:世界最大のタコ、全長3m・ 体重40sを越えるものもいます。
    ふ化時の稚ダコ 全長 約 1p
寿 命:まだ正確にはわかっていませんが 4〜5年と思われます。
その他:赤ちゃんダコの飼育は難しく、当館で1978(S53)年12月にふ化した個体を1年2ヵ月間飼育(体重52g・約25p)したのが、国内最長記録となっています。



  頭が二つ !?  
  双頭のナマコを展示 [2010.1.15]

 
 
 このほど頭部が二つあるマナマコ1匹が、志摩市志摩町越賀で捕獲されて当館に入館し、1月15日から展示を開始しました。

この双頭ナマコは、体の中央近くの右側に枝分かれしたように、やや小さい頭部がもう一つあり、それぞれの頭には、1個づつ口が備わっています。

ナマコは、体が二つに切断されると、それぞれが失われた部分を再生して2匹になることもあるというほど再生力があります。
そして、体の傷が治った時にそこにもう一つの小さな口が出来たとの報告もあり、今回の個体も何らかの原因で体側に傷を負ったときに、再生異常で2つ目の口ができたものと思われます。

このような双頭のナマコは大変珍しいのですが、当館では1988(S63)年に続き2例目となります。

【今回の双頭ナマコ】
  種 類: マナマコ Apostichopus japonicus
  採捕日: 2010(H22)年1月8日(当館入館日:1月9日)
  捕獲地: 志摩半島沖(志摩市越賀の外海側)・水深5〜6m
  大きさ: 全長 約13p

<前回入館の双頭マナマコ>
  採捕日: 1987(S62).12.29(当館入館:1988.1.8)
  捕獲地: 的矢湾(渡鹿野島)


  ガメラの赤ちゃんとして映画出演した    
ケヅメリクガメの新居が完成 [2009.9.17]

 
 
 2006(H18)年春に公開された映画「小さき勇者たち〜ガメラ」にガメラの赤ちゃん≠ニして出演し、当館に贈られたケヅメリクガメが大きくなってきたため、このほど完成した新居に引越ししました。
新居は2.3uの飼育舎と13uの屋外運動広場からなる「庭付き一戸建て」で、飼育舎には冬の寒さを和らげる床暖房も設備されています。

来館時、手のひらに乗るサイズだったものが、この3年半の間に、甲長40cm・体重14kg近くにまで大きく成長しています。
 2匹とも食欲旺盛で、餌の小松菜、ニンジン、キュウリほか野菜類や、野草類をたくさん食べており、新居でもさらに大きく成長するものと思われます。

    <入館時のケヅメリクガメ>

    攻撃用? 防御用?  
ハサミが3本? のイシガニを展示 [2009.7.15]

 
 
 右のハサミ脚に余分の1本の大きな突起があって、正常な左のハサミ脚と合わせて、一見ハサミが3つもあるように見えるイシガニが入館しました。

 このカニは志摩市の的矢湾で捕獲された個体で、右のハサミ脚(鉗脚・かんきゃく)の不動指に大きな突起(23mm)が付いています。 この突起は動かすことはできませんが、通常の不動指同じような色と大きさです。

 甲殻類の鉗脚に傷がつくと、その後の脱皮の時に過剰なハサミ状突起のある鉗脚が再生され、傷の大きさや場所によってそれが1本の突起であったり、2本のハサミ状であったりするという研究報告があり、今回のイシガニも過去にハサミ脚に傷を受けたのが原因ではないかと推測されます。

 この過剰突起と通常の不動指とで「開いたままのハサミ」あるいは「刺股(さすまた)」のようにも見えますが、イシガニが生活していくうえでこの突起は、ハサミとして攻撃に有利なのか、刺股として防御に有利なのか、それとも単なる邪魔物なのでしょうか?

【今回の3本ハサミ?のイシガニ】
 学 名:Charybdis japonica 
捕獲日:2009(H21)年6月21日
捕獲地:志摩市磯部町渡鹿野の的矢湾
性 別:雄
大きさ:甲幅72mm、甲長52mm、体重75g

キングペンギンの冷房飼育室 公開      [2009.5.1]
  
 

 
 
 当館の人気者のペンギンたちに、キングペンギン2羽が仲間入りし、昨秋から屋外の「ペンギン島」で展示公開してきましたが、外気温の上昇する春〜秋は冷房設備のある飼育室に収容して飼育いたします。

 この冷房飼育室でのキングペンギンの姿を、バックヤード(裏方)からご覧いただけるよう、断熱ガラスの窓を設置するなどの改装工事が完成しましたので、ペンギン収容に合わせて4月28日から「冷房飼育室特別公開」を始めました。

 少々狭い裏方からの見学になりますが、夏季もキングペンギンがご覧いただけるようになりました。

〔バックヤードのためバリアフリーにはなっておりません。 また ペンギンの体調等により飼育室が非公開になる場合もございますのでご了承下さい。〕

 

    幸運を招く!?       
黄金のオニオコゼ 入館    
[2009.1.7]
    

 
 1月5日、体色が「黄金」色のオニオコゼ1尾が入館しました。

背ビレに毒棘を持つことで有名なオニオコゼ(通称オコゼ)は、黒褐色の体色のものが一般的で、赤褐色や黄褐色、灰褐色など個体による体色変異も比較的多い魚ですが、これほど黄色い体色の個体は当館で初めてのことです。
このオニオコゼは当館に入館した本年最初の魚で、新年におめでたい「黄金の魚」がやって来たのは縁起も良さそう。 来館いただくお客様にとって良い年になることを願って、早速展示公開を行ないました。
ちょっと珍しい黄金の魚を見れば、幸運がおとずれるかも・・・。

  【入館した黄金のオニオコゼ】
学 名: Inimicus japonicus
採捕日:2009(H21)年1月4日[入館=1月5日]
採捕地:三重県度会郡南伊勢町
    田曽浦沖 約1kmの熊野灘 水深 約20m
漁 法:カワハギ篭漁
大きさ:全長=27.3cm / 体重=290g



       ペンギン島に「キングペンギン」仲間入り [2008.11.20]
    

 11月20日ペンギン島に、新しくキングペンギン(別名オウサマペンギン)2羽が仲間入りしました。

 キングペンギンは、ペンギン類の中でコウテイペンギンに次ぐ2番目に大きな種で、背丈が90cmほどあります。
 2羽のキングペンギンは4歳のオスと、3歳のメスで、いずれも大阪海遊館で生まれた個体です。
 灰色と白のからだに黒い顔で、側頭部と胸のオレンジ色が美しく、姿はまさに「王様」級。
 これまでいたフンボルトペンギン、ケープペンギンなど4種の中型ペンギンたちと一緒に水中を泳いだり、陸上を歩いたりしているキングペンギン。 ペンギン島の新たな人気者をぜひご覧下さい。

     
             今夏保護したアオウミガメを再放流  
[2008.11.10]
    
 本年7月21日に保護して飼育していたアオウミガメが体調も順調に回復しましたので、11月10日、志摩市阿児町安乗のニワの浜から、再放流しました。
 保護時に付いていた両脚の標識は、2年前に小笠原で放流された時に装着された子ガメ用であったため、今回の再放流に先立ち、志摩半島野生動物研究会の若林氏の協力で、日本ウミガメ協議会の成体用の大型標識に取り換えました。
 この日は、地元安乗保育所の子供たち56人も見送りに来てくれ、子供たちに志摩で見られるウミガメの紹介や、「海を汚さないで」と保護アオウミガメが排泄したビニール片などを見てもらったあと、砂浜からの放流となりました。
 「カメさん元気で、がんばれ」と、ウミガメの絵を描いた手作りの旗を振る子供たちの声に見送られて、海に戻っていきました。

  新標識番号=左脚JPN33127/右脚JPN33128
  再放流時のサイズ=甲長40.0cm、体重9.7kg



     
     小笠原父島で放流されたアオウミガメを保護  
[2008.08.05]
    
 7月21日 志摩市大王崎沖約10km付近の熊野灘で、海上を漂流しているロープに絡まっているアオウミガメを志摩市安乗の漁船「片山丸」が救助し、志摩マリンランドに保護収容しました。このカメの後脚に付いていた標識から、志摩半島から約1,000km近く離れた小笠原父島で2年前に放流された個体であることが判明しました。

 ウミガメ類の研究や保護活動をおこなっている「日本ウミガメ協議会」に標識番号を照会したところ、東京都小笠原村父島の「小笠原海洋センター」が付けたものであることが判明。
その小笠原海洋センターからの連絡で、このアオウミガメは小笠原小学校の5年生がウミガメ学習の一環として、2005(H17)年5月に卵を同校のふ化箱に収容し、7月に誕生したものを小笠原海洋センターに移して約8ヵ月間世話を続け、2006年3月25日に生徒たちが標識を付けて父島の宮之浜から放流した19個体の中の1匹だそうです。

 

≪2年4ヵ月間で甲長は約1.5倍、体重は3.4倍に≫
 放流時のサイズ=甲長25.2cm、体重2.42kg
 保護時のサイズ=甲長37.5cm、体重8.29kg

≪保護収容後プラスチック類を排泄≫
 ウミガメ類が海を漂うプラスチック類を食べて死亡する例が多く報告されていますが、今回保護されたアオウミガメも、当館収容後、プラスチック糸の塊や、ポリ袋の破片、輪ゴムなどを排泄しており、海の汚れやゴミがカメたちの生命を脅かしていることを物語っています。
 収容後数日間は餌を食べず心配しましたが、その後、アジの切身などを食べ始めており、体調回復後には再度放流する予定です。



 

       
最大記録? 1.24kgの 巨大サザエを展示     [2008.03.01]


春季特別展「知ってるカイ? 泳ぐ貝・潜る貝・光る貝」で、重さ1.24kgもある巨大なサザエを展示。 信頼できる測定記録のあるサザエとしては最大級のサイズです。

 サザエは通常、重さ100〜200g、殻高6〜10p程度が一般的なサイズですが、昨年夏に尾鷲市三木浦で捕獲され、このほど当館に入館したサザエは、重さ1,240g、殻高16.5cm、殻口を閉じる蓋の直径6cmもある巨大な個体です。
 この貝の年齢は不明ですが、貝殻の表面には海藻の付着やフジツボなどの付着痕もあり、相当長く生きてきたものと思われます。
 展示水槽内では、あまり動き回ることもなく、岩と見違えそうな風格です。

 【巨大サザエのデータ】
採捕地:尾鷲市三木浦
採捕日:2007(H19)年7月25日
漁 法:海女漁
大きさ: 重  さ =1.24kg
     殻高(殻長)=16.5cm、 殻幅=14.1cm
     蓋  径 = 約 6cm
その他:採捕後「みえ尾鷲海洋深層水・アクアステーション」で飼育されていましたが、春季特別展「知ってるカイ? 泳ぐ貝・潜る貝・光る貝」開催にあたり、当館に寄贈いただきました。

<特別展終了後「無脊椎動物水槽」で展示していましたが、2008年12月25日死亡し、展示は終了しています>



     熊野灘の水深415mからやってきた
     巻貝 カブトアヤボラ 展示     
[2008.03.01]
    

尾鷲市の海洋深層水取水施設「アクアステーション」で、熊野灘の水深415mから採捕された巻貝カブトアヤボラ1匹を、春季特別展「知ってるカイ? 泳ぐ貝・潜る貝・光る貝」で特別展示。

 水深415mにある取水口から深層水を取水している「みえ尾鷲海洋深層水・アクアステーション」では、海水と共に深海性の生物も吸上げられ、同施設のろ過器で捕獲されることが時々あり、このカブトアヤボラも昨年(2007年)9月に採捕された個体です。
 殻高4.45cmとカブトアヤボラとしては少々小型ですが、深い海からの来訪者として尾鷲市から寄贈を受けました。

  【受贈のカブトアヤボラ】
採捕地:尾鷲市沖12.5q・水深415m
採捕日:2007(H19)年9月21日
採集者:「みえ尾鷲海洋深層水」アクアステーション
大きさ:殻高(殻長) 4.45cm、殻幅 2.24cm

  ≪カブトアヤボラ≫
分 類:軟体動物・腹足綱・フジツガイ科
学 名: Fusitriton galea
分 布:相模湾〜四国沖
水深100〜400mの砂底に住み、殻高10cmほどになる巻貝

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[みえ尾鷲海洋深層水・アクアステーション]
尾鷲市沖12.5qの熊野灘 水深415mの海洋深層水を取水し、食品や水産、海洋療法などへの利用が計られています。
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<特別展終了後は「無脊椎動物水槽」で展示しています>



                ヒゲ(触角)が3本あるイセエビ       [2007.04.25]

 イセエビのシンボルとも言える2本の長い立派なヒゲ(触角)が、さらにもう1本生えた、3本ヒゲのイセエビ1匹が志摩市御座沖で捕獲され、展示を開始しました。

イセエビの長い立派なヒゲは第2触角で、通常は左右1本ずつの1対ですが、この個体は右側に2本、左に1本のヒゲが生えていて、計3本の立派なヒゲ(第2触角)を持っています。
 その3本の長さは、正常な左触角に比べ、右の中央寄りの1本は幾分短くなっています。
 イセエビには第2触角とは別に、先が2本に分かれた1対の細くてしなやかなヒゲ(第1触角)がありますが、この個体の第1触角は、右側の2本の第2触角に押されて中央から幾分左に寄ってはいるものの、通常の数と長さです。
 当館では過去1986年と1992年に1匹づつ、4本ヒゲのイセエビが入館したことがありますが、それらはいずれも、左の第2触角が途中から3本に分かれていたもので、その基部(原節)は1本でしたが、今回の個体は3本とも原節から生えていて、ほぼ完全な形状のヒゲを3本持つ珍しい個体です。

 エビやカニの仲間では、脚や触角など体の一部が損傷を受けた場合に再生する能力がありますが、時に、再生異常のため本来の器官とは異なった形状のものが再生されることがあります。 このイセエビの場合も何らかの原因で、右の触角が異常再生して2本になったのではないかと思われます。

 【今回の3本ヒゲのイセエビ】
  採捕地:志摩市御座沖.
  入館日:2007(H19)年4月7日
  体長:22.5p. 体重:310g. 性別:メス
  第2触角長:右外側=27p
              右内側=16p
                  左 =31p

<2008年4月20日死亡し、展示は終了しています>

 

        お得なセット券
         周遊パスポート「あそばんせ」発売        
[2007.03.01]
    

当館をはじめ、志摩地域の観光施設と定期バスが、お値打ち価格で利用できる周遊パスポート「あそばんせ」が発売されました。
【内  容】 志摩マリンランド、あご湾遊覧船「エスパーニャクルーズ」、
       志摩スペイン村パスポート、天然温泉ひまわりの湯、
       三重交通バス 賢島駅〜志摩スペイン村間フリー乗車

【発売金額】 おとな(中学生以上) 5,500円
       こども(小学生)   3,300円
【発売&利用期間】 2008年2月11日まで
【有効期間】 使用開始日から2日間
【発売箇所】 志摩マリンランド、旅行代理店 ほか

   詳しくは [周遊パスポート「あそばんせ」]


       志摩マリンランドにバス停新設
     
      志摩スペイン村への定期バスが便利になりました  [2007.03.01]

3月1日志摩マリンランドのゲート前に、三重交通定期バス≪賢島駅前⇔志摩スペイン村≫線の停留所が新設されました。
 また同路線の運転本数も増えて、「志摩スペイン村」や、志摩のバス路線の基点「鵜方駅前」とのアクセスが便利になりました。

 「志摩マリンランド」「志摩スペイン村」
    運賃360円、所要時間23〜29分
 「志摩マリンランド」「鵜方駅前」
    運賃210円、所要時間7〜13分

      [三重交通ホームページ・バス時刻表]

 

 

 

賢島に天然温泉 開湯記念 !!
      「ドクターフィッシュ…ガラ・ルファ」体験展示 公開       
                         
[2006.12.25]

このほど賢島に天然温泉が湧出し、賢島宝生苑「朝なぎの湯・夕なぎの湯」がオープンしたのを記念して、トルコの温泉に生息する淡水魚「ドクターフィッシュ ガラ・ルファ」の展示を開始しました。

  ◆トルコの温泉に住むお医者さん 
 ガラ・ルファ(Garra rufa)は西アジア〜中東の河川や池などに生息するコイ科の淡水魚で、トルコ中部の温泉では入浴客の皮膚の角質を食べる習性があって、皮膚疾患の治療にも効果があるとされ、「ドクターフィッュ」とも呼ばれています。

  ◆手を入れて体験できる!!
 展示水槽に手を入れると、魚たちが寄ってきて皮膚をなめるようについばみます。
 「ドクターフィッシュ ガラ・ルファ」の捕食習性を体験してみませんか?

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≪賢島に天然温泉湧出≫
志摩マリンランドの隣接地で湧出した温泉は、
和風旅館「賢島宝生苑」の伊勢志摩温泉「朝なぎの湯・夕なぎの湯」として2006年12月16日オープンしました。
   [賢島宝生苑ホームページ]


 

常陸宮殿下・同妃殿下ご来館       
                         
[2006.11.7]
伊勢志摩国立公園指定60周年を記念して志摩市で開催された「第48回自然公園大会」にご臨席のため当地をご訪問の、常陸宮殿下・同妃殿下は11月7日夕刻、志摩マリンランドにご来館いただき、約1時間にわたって館内の各展示をご覧いただきました。

開催中の秋季特別展「国立公園指定60周年記念・伊勢志摩国立公園の魚たち」では、この地域に生息するネコギギやハクセンシオマネキ等の絶滅危惧種をはじめとする、志摩の代表的な生物たちを熱心にご覧になられました。
 また、両殿下は、お見送りのため出口近くでお待ちしていたフンボルトペンギンの背中にタッチされ、妃殿下は1羽を抱き上げられ「結構重いのですね」などと、ペンギンについてのご質問もたくさんいただきました。
 さらに、お帰りの前には売店にもお立寄り下さいました。

 なお、常陸宮殿下には昭和48年10月にお一人で、同57年10月にはご夫妻でご来館いただいており、今回で3度目のご視察となります。

 

絶滅が懸念され保護飼育中の
   員弁川水系の「天然記念物 ネコギギ」の繁殖に成功
                           
[2006.10.10]
近年、生息数が減少している「天然記念物ネコギギ」のうち、三重県北部(北勢地域)のネコギギは、この10数年の間でほぼ絶滅に近い状況で、員弁(いなべ)川水系の河川はわずかに残る生息地の一つとなっていて、1988年以来、研究者グループや行政(文化庁、三重県教育委員会、いなべ市など)によって、調査・保護等の対策が行なわれてきました。
 そして、ここのネコギギも、このまま放置すれば絶滅の恐れがあるとの調査結果に基づき、2003(H15)年から飼育下における保護増殖事業が実施され、文化庁の補助事業として当館がその飼育繁殖に取組んできました。

≪三重県産のネコギギでは初の繁殖≫
 2003年6月以来、員弁川水系のネコギギ12匹を当館に収容し、研究者グループ等の指導のもと、遺伝的多様性の維持にも配慮した繁殖計画にそって、その増殖を試みてきましたが、このほど初めてのその繁殖に成功しました。
 2006(H18)年5月29日、6月12日、8月6日の3回の産卵で約100匹の子供が誕生し、10月現在53匹の幼魚が全長約3〜5cmに成長しています。

≪天然記念物 ネコギギ≫

愛知・岐阜・三重の伊勢湾と三河湾に注ぐ河川にだけ生息する、ナマズに近縁の淡水魚で、貴重な魚として1977(昭52)年に国の「天然記念物」に指定され、さらに生息数や分布地の減少により、三重県のレッドデータブックでは「絶滅危惧IA類(ごく近い将来に絶滅の危険性が極めて高い種)」に、環境省のレッドデータブックでも「絶滅危惧IB類(近い将来に絶滅の危険性が高い種)」にリストアップされている希少種です。

分 類:ナマズ目ギギ科
学 名:Pseudobagrus ichikawai
分 布:伊勢湾と三河湾に注ぐ河川の中流・上流域にのみ生息。
形 態:全長約13p。 太くて短いナマズ型の体形で、4対の口ヒゲ、浅く二叉する尾鰭などが特徴。
    体色は濃褐色で黄褐色の斑紋がある。
生 態:夜行性。昼は川底の石の下などに隠れていて、夜になる
    と活発な索餌行動を行ない、水生昆虫などを食べる。
繁 殖:産卵期は6〜7月(飼育下では5〜8月)で、産卵後3日前後
    でふ化。卵径は1.5o、ふ化時の全長は約4o。

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「◇員弁川水系ネコギギ保護の取り組み(いなべ市)」

◇三重県の文化財保護(三重県教育委員会 文化財保護室)

 


国内初繁殖の2種
   「ハナカケトラザメ」「トゲヨウジ」に繁殖賞
                           
[2006.07.10]
当館で国内初の繁殖をした「ハナカケトラザメ」と「トゲヨウジ」の2種が、(社)日本動物園水族館協会の平成18年度「繁殖賞」を受賞しました。

 大西洋に生息する小型のサメ
   「ハナカケトラザメ(大西洋産トラザメ)」

大西洋の北東部に住む、全長75pほどの小型でおとなしいサメで、初代の個体は1988年12月16日、西ドイツ(当時)のベルリン動物園水族館との魚類交換により、8尾(全長25〜47p)が当館に入館したものです。1991年から産卵ふ化が始まり、その当館生まれの2世代目個体が成長して、2004年4月に産卵、同年秋に誕生した3世代目個体でこの賞を受賞しました。

≪ハナカケトラザメ(大西洋産トラザメ)≫

学 名:Scyliorhinus canicula 
分 類:軟骨魚綱・板鰓亜綱・メジロザメ目・トラザメ科
分 布:大西洋東北部(ノルウェー南部〜アフリカ北部)や 地中海
 卵 :卵殻サイズ=約6〜7p×2p
幼 魚:産卵後6.5〜10ヶ月でふ化。ふ化時=7〜10p。
飼 育:水温11〜14℃

 

 父親が卵を守る
    「ト ゲ ヨ ウ ジ」

2004年12月〜2005年3月の間に、展示中のトゲヨウジが5回にわたって産卵(雌は雄の腹部に卵を産み付け、雄がふ化まで保護する)したが、その内、2004年12月19〜22日にふ化した個体の内、2匹を生後1年以上成育させ「繁殖賞」を受賞。
 その後の誕生個体も含めて、現在6匹(内4匹が繁殖個体)を飼育中。

≪ト ゲ ヨ ウ ジ≫

学 名:Syngnathoides biaculeatus
分 類:トゲウオ目・ヨウジウオ科(タツノオトシゴと近縁)
分 布:本州中部以南、太平洋・インド洋。
    内湾性で、尾部を海藻など巻きつける。
体長等:太めの箸状で全長25p。
    体色は淡緑色〜濃褐色と変異が多い。
    雌は雄の腹部に卵を産み付け、雄がふ化まで保護する。
 卵 :ほぼ球形で直径2〜2.5mm。
    1回の産卵(抱卵)数は200卵前後。
幼 魚:産卵(抱卵)後2〜3週間でふ化。ふ化時=約2p。
飼 育:水温22〜27℃

 

 


映画「小さき勇者たち〜ガメラ」に出演した

         ガ メ ラ の 赤 ち ゃ ん 展示公開
   [2006.04.07]


2006年4月29日公開の映画「小さき勇者たち〜ガメラ」で、ガメラの赤ちゃんとして出演のケヅメリクガメ2匹が、製作の角川ヘラルド映画鰍ゥら当館に贈られ、展示を開始しました。

  ≪映画の舞台は志摩≫
 映画は志摩に暮らす少年が、浜辺で見つけた卵から誕生した亀が成長して、巨大怪獣と戦うというストーリーで、昨夏には志摩市内でもロケが行なわれました。そして赤ちゃんガメラ「トト」として撮影に使われたのがこのカメで、映画前半の舞台が志摩であるところから、当館に贈られました。

  ≪名付け親は富岡涼くん≫
 ケヅメリクガメはアフリカ中央部に生息し、成長すると甲長70pを越えるという大型の陸ガメですが、子ガメの愛くるしい大きな目が映画出演の理由とか。
 贈られた2匹は、まだ甲長約10pのかわいい子ガメで、主演の富岡涼くん(相沢透 役)によって「コマンド・サンボ」「セイラ」と名付けられました。
 体がいくぶん大きい「コマンド・サンボ」はのんびり屋、「セイラ」のほうは活動的ですが少々内気。2匹とも食欲旺盛で小松菜やカボチャ、ニンジンなど野菜を餌に元気に成長しています。

 ≪ケヅメリクガメ≫
分 類:爬虫類・カメ目・リクガメ科
学 名:Geochelone sulcata
分 布:アフリカ中部(モーリタニア〜エチオピアのサハラ砂漠周辺)のサバンナ
大きさ:甲長70〜80pになり、アフリカに生息する陸ガメの中で最大種。

映画「小さき勇者たち〜ガメラ」公式HP

 

 


入場者 1000万人 達成
                       [2005.08.11]

 当館は、1970(昭和45)年3月の開館以来、多数のお客様にご来館いただいておりますが、2005(平成17)年8月10日その入場者数が1000万人に達しました。 これもひとえに皆様のご愛顧の賜物で、深く感謝致しております。
 当日は本館玄関ホールで、1000万人目の入場者となられた鈴鹿市からお越しの市川様への記念品贈呈や、くす玉割りなど、記念のセレモニーを実施いたしました。



 







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