炭焼きの仕事風景です。使い捨てカメラで撮った写真なので画質悪いです。

窯場の天井をはずして撮った写真です。

白く煙っているのは、水蒸気。

熱の冷めやらぬ窯に原木を入れると、瞬間に
ジュルル..と音がして原木の内部から水分が
蒸発していきます。

あまり熱いと、5分ぐらいで 木の先端から発火します 。

これも天井です。

中央にパイプが走っています。
これは木酢液を採るためのパイプです。
煙を通すと、冷やされて粗木酢液となります。
煙を採取する位置、採取するタイミングなど良質の木酢液を採るには熟練の技が必要です。

ちょっと分かりずらいですが、灰場です。

暑く焼けた炭を集め、大量の灰をかけ
空気を遮断して消化します。

タイミングが遅いと炭は灰になってしまいます。

これが原木の”うばめ”です。
樫の仲間で非常に固く、密度があり重たい木です。
これが備長炭になると約1/10ぐらいにまで
収縮します。

余談ですが、質問で”お宅の備長炭は
うばめがしを使っていますか?”なんて事を聞かれる時がありますが、うばめが原木で初めて紀州備長炭を名乗れます。
そうでなければ、まがいもの 、偽物になります。
愚問ですね。

 

木割りという作業です。

大きな木は中まで火が通りにくいので
機械で半分に割ります。

大きな木が楔を入れていくと、バリバリと
割れていきます。
なんとも言えぬ面白さがあり、私はこの
木割り作業が好きですね。

 

これもちょっと分かりにくいですね。

木作り作業と言います。
うばめの曲がりを直してまっすぐにします。
曲がったままだと窯の中に沢山入りません。

木のくびれにチェ−ンソ−で切れ目をいれて楔を入れ真っ直ぐにします。

 

 

木作りが終わって、数本ずつ束にして
窯の横に立てかけています。

右は上の写真の原木を窯に入れ終わった写真です。 ご覧のように、水蒸気が沢山出て、カメラが曇っています。

窯入れ作業の写真も撮りたかったのですが 熱と水蒸気で撮れませんでした。

一眼レフの長い望遠を使わないと無理かもしれません。窯に全部入れるには5人がかりで半日以上かかります。

原木を抱え、呼吸を止め窯へ入ります。
身体は全て布で覆います。帽子も必須です。 髪の毛が一瞬にして燃える事があるからです。
窯の外には大きな水釜があり、窯から出てきて水の中へ火傷しそうな足をつっこみます。

約10日間焼かれた原木は、やがて窯から
出される日を迎えます。

窯の上に穴が3個開いていますね。
これは”ねらしの穴”と言います。
密閉された状態で焼くわけですが、頃合いを見て小さな空気穴を空けます。
空気が大量に流れ込み、燃焼がさらに激しくなります。
これは金属をつくる際にも、精錬という名前で呼ばれています。
中にある不純物を酸素と共に飛ばして純度を高め焼き締める効果があります。

このタイミングを間違うと、炭はスカスカに
なり売り物にはなりません。

”ねらしは炭焼きの要です”

エブリと呼ばれる作業棒を使って窯の中から炭をかきだします。

簡単そうに見えますが、実に奥の深い
難しい仕事です。
熱との戦いで、全部出し終わるのに
丸一日はかかります。

以下窯だしの写真を何枚か載せておきます。

 

こうして出来た紀州備長炭は選別され
皆様に届けられます。

 

 

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